結婚式には挙式スタイルが4つあります。大きく分けて、キリスト教式、神前式、人前式、仏前式です。キリスト教式は、イエスキリストに愛を誓う挙式で、神父が進行をつとめてくれます。神聖でロマンティックな雰囲気で行われるため、多くのカップルに人気があり、式場のチャペルや教会などでおこないます。
バージンロードを歩くのもこのスタイルですが、バージンロードの意味をご存知でしょうか。バージンロードは、「これまで歩んできた道」といわれています。新婦が生まれてから家族と過ごした時間、歩んだ歴史がバージンロードなのです。それを父親と入場して歩く際には、右足からとされていますが、これまでの思い出や記憶を振り返りながら歩くとされています。
バージンロードを歩き、祭壇で待つ新郎のもとについたら、新婦の未来を新郎に託すという思いをこめて、父親はバトンタッチするのです。バージンロードを新郎と帰りに歩く際には、左足からとされていますが、これは未来に進んでいくという意味が込められているのです。神前式は、日本の伝統的なスタイルです。日本らしい厳粛な雰囲気に包まれるため、多くのカップルに人気です。
式に参列できるには、親族に限られるのが一般的ですが、友人にも参列してもらうこともあります。人前式は、特定のスタイルはなく、自分たちで自由につくるスタイルで、家族や友人などの前で行います。工夫次第で個性的な挙式を行うことができます。司祭がいないため、友人などに協力してもらい行います。
仏前式は、寺院や教えに基づき、ご先祖様に愛を誓うスタイルです。このスタイルは、感謝の気持ちを素直に表現できるところが人気といえます。日本人ならではの仏教の考えがベースなので、日本人には溶け込みやすいスタイルともいえます。このように、挙式スタイルには様々な特徴がありますので、自分たちにあったスタイルを見つけて検討してみるとよいでしょう。